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英国王立化学会が「100%天然」の物質に1億4千万円の懸賞金 - GIGAZINE
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大ニュースです。
Royal Society of Chemistry (RSC、英国王立化学会) が、「化学物質をまったく含まない物質」に 100 万ポンド(現時点で 1.47347872 億円 by Google)の懸賞金を懸けたそうです。

RSC Press Release: £1,000,000 for 100% chemical free material?

今の世の中、化学物質を含むものばかりで、100% 天然の物は希少です。
懸賞金を懸けてまで探そうとする RSC に敬意を表します。
僕も 100 万ポンドをゲットするべく化学者の端くれとして探索を開始することを宣言します。


と、ネタに乗っかるのはここまでにして。
昨今の「化学物質=人工的に合成した物質=悪いもの」というヘンテコな風潮に一石を投じる今回の RSC のプレスリリース。
イギリスの某役所曰く「chemical-free は『化学物質を含まない』を意味しない、『すべて非人工物』と理解するのが妥当」とトンデモ解釈をしたのが事の発端。
ヒトの体も含めてあらゆるものは化学物質で構成されてるわけで本当の意味で chemical free な物質があるならぜひともお目にかかりたいものですが、そんなものが存在したらそれこそ「数千年の知識が消え去り、教科書を引き裂いて学位記を燃やした上で教師を再教育しなければいけない」事態なわけで。

もし日本で同じようなことが起きたら、日本化学会あたりは真面目な見解を示しておしまいなんだろうなぁ。
ここが欧米と日本の違いか...

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